ブラック企業と対決!労働基準監督署を無視した会社と自分の無力を痛感した話

元走り屋(自転車)の栞です。

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今日は

ブラック企業に立ち向かって

「自分って弱い存在だ」と痛感させられた経験をお話します。

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そこは従業員10人もいない小さな会社でした

私は結婚を期に他県に引っ越しをしたんです。

だからそれまでの正社員の職は辞めました。

そのあと、フルタイムで働いていたときの話です。

そこは10人もいない小さな会社。

家族経営で従業員は近所の人だけの

ほんとにこじんまりしたところでした。

事務員は私含めて2人。

それでも終わらない場合は

経営者が事務作業をしていました。

その会社は

事務員は人の入れ替わりが激しかったんですよね…

私と3人の子持ちのお姉様が同時に入社し

前にいた2人は引き継ぎをして

辞めていきました…

それから

その同期入社のお姉様とふたり

事務作業をこなしておりました。

女性経営者(ほぼ同年代)にも

信頼されるようになり

だんだんと雰囲気もよくなってきたんです。

よくなってきた雰囲気を一変させた出来事

お姉様とともに入社して

1年半は経っていました。

お姉様もとても頼りになり

しかもとてもいい人で

たまに事務作業をしにくる経営者と3人、

楽しく仕事をしていました。

ところがある時、

ひょんな出来事から

その信頼が崩れてしまい、

突然のペナルティとしての『減給』

仕事中トイレに立つのも嫌がられる

社内に死角なく監視カメラを設置される(私たちの前でわざと業者に依頼)

…からの、仕事をほぼ退いていた社長が監視カメラの映像から自宅でリアルタイムの監視

そのようなことをされてしまったんです。

私たちのした信頼をなくしたこととは何か…

実はこの会社には製造部門があり、

そこに20年くらい勤めている

おばさまたちがいたんです。

その人たちにたまに誘われて

仕事中にお茶をしていました。

といっても

仕事に支障は来さないように、

電話や来客はもちろん対応しますし、

こちらが忙しいときにはおばさまたちも誘ってきませんでした。

ある日、普段は営業でいない経営者が

事務所に戻ってきて

それがバレてしまったんです。

まぁ確かに、今考えると

仕事中にサボってたも同然ですよね…

それはよくなかったなぁと

思いつつも、

こちらだって給料日に突然、

手書きのコピー用紙に

『給料遅れます。すいません。』なんて書いた紙1枚で

給料が遅れたことだってあったし、

時給仕事なのに

朝の掃除の時間に関しては

必ずやらなくてはならず、

しかも神経質な経営者に1からやり方を強制されながらですw

その時間は無給でした。

後でわかったことなのですが、

これって実は法に触れることだったんです。

そんなのも『まぁこんなものなのかねぇ…』とこちらもやってきたんです。

それに仕事に関しては

お姉様とふたり、

本当に真面目にやってきたんです。

効率の悪いやり方は

事務経験の長いお姉様の発案で

どんどんやりやすくなっていきました。

だからこそ、女性経営者も

信頼してくれていたと思うんです。

私たちが1年半かけて築いた信頼が

この出来事であっという間に崩れてしまいました。

でも…突然の減給ってひどくないですか?

経営者は

私たちの仕事中のお茶タイムをみてから、

その次の給料日までは

普通でした。

それが給料日に突然

『仕事中のお茶を理由に減給します』

ってすでにペナルティ分

差し引かれた給与明細を渡されました。

ほんとに、小さな会社って

いっちゃえば

『何でもアリ』です。

社内規定もありません。

だから経営者がルールです。

私たちも信頼をなくす行為をしていたのは悪いとは思いつつも、

突然の減給には『ちょっとやりすぎでは?』という感じでした。

そこでみんなで抗議をすると

女性経営者は

狂ったように

私たちを監視し始めました。

とにかく時間があれば

事務所で見張る。

事務所に監視カメラを設置する業者を呼んで

わざと私たちの前で打合せする。

『死角はなくしてください』の指示。

トイレに立つのも、

トイレでサボってるんじゃないかと

疑われる。

そしてついには

お姉様の突然の解雇。

多分、人生経験豊富で、弁が立つから

解雇されたのだと思います。

私のほうだけなら

たいした驚異にならない。

なんとか言いくるめられるだろうという判断なのだろうと思いました。

私まで辞めさせたら事務員いなくなっちゃって、

自分は営業があるから仕事が回らなくなりますしね…

さすがにちょっと

常軌を逸してませんか?

正直、「こんなことで!?」と

思いました。

そしてそこまでしてなにかに必死になっている

女性経営者の闇に

ぞっとしました。

労働基準監督署や労働組合に連絡

私も解雇されたお姉様も

さすがにちょっとドン引きで

どこかで解決できないか

探し回りました。

ただ、私も休み時間とかに

労働基準監督署に電話してみましたけど

『減給はやり過ぎかもしれないけど

社内規定がないので何もできない』

と言われました。

会社の規模が小さいからこそ

明確な社内規定も決めなくてもよかったようで

それが致命的だったようでした。

そんな中、

突然の解雇で時間があったお姉様が

たくさん動いてくれて、

ユニオンを通して

労働基準監督署に行ったところ

『無給で強制の掃除の時間というのは労働基準法違反である』

ということを突き止めてくれ、

その部分で対決することになりました。

これで事態は動いていくかと

希望をもったのも束の間。

その女性経営者も父親の社長も

労働基準監督署が、いくら注意したところで

無視。

出頭命令も無視。

今回は業務停止レベルの違反ではなかったので

無視を貫かれたら

労働基準監督署も何もできないとのこと。

結局そのまま何も変わらず、

私も自己都合で退職を選びました。

(それも辞めさせてくれなかったから夫の転勤と言って。

新しい住所を聞かれたけど「言いたくありません」といっときましたw )

それでも残ったおばさまたち、

ひとりは精神的にも辛い中

薬を飲みながら仕事をしていました。

そのおばさまたちに後で聞いたところ、

私たちが退職したあと、

『もう2度と致しません』という旨の

誓約書にサインをさせられたらしいです…

従業員は奴隷ですか…?

なんというか、まぁ私たちに非があるのはわかるのですが、

そのあとの女性経営者の防御反応が過激すぎて、

すごく精神的な圧迫を受けました。

その女性経営者もかなり感情的になっていて、

私が辞めると言ったときも

「栞さんまでそんな人だとは思わなかった」と言われました…

えっと、それだけの圧迫をしてきたのはアナタ…汗

私はお姉様に合わせているだけだと思われていたようです。

お母さんのように慕っていたフシのある、1番長かったおばさまにも

「裏切られた」というような発言をしていました。

女性経営者にとっても

ショックは大きかったのでしょうが…

でも他は本当に真面目にやっていただけに、

私たちも結構なショックでした。

それを見返したいという気持ちもありましたし、

多分これからも人の出入りは激しいのだろうから

今行動に移すことで、

労働基準監督署には『ちょっとヤバい会社』ということが知られるだろうし、

それがこれから入社しようという人にも

なにか少しでも助けになるかもしれない…

そんな気持ちもありました。

女性経営者がどんな人だったか

その女性経営者は

私の何個か上くらい年齢の

ほぼ同年代の人でした。

当時30代前半。

その女性経営者の父である社長が

会社を興し

私たちのいた頃は

社長は実質的には業務を娘に任せ

娘である女性経営者があとを継いでいました。

女性経営者のお母様は

女性経営者が学生の頃に亡くなっていたようでした。

勤務歴の長いおばさまたちの話によると、

一人っ子の女性経営者は、

小さい頃は

両親が会社を始めたばかりで

あまり構ってもらえず、

淋しかったんじゃないかっていってました。

そのせいか、ひねくれた子どもだったと言っていました。

また父である社長が

とにかく人を信じない。

もしかしたら社会のいろんなところで

裏切られ続けてきたのかもしれませんが、

とにかくこの父娘は

本当に

『自分たち以外の人間は

隙を見せたらすぐに裏切る敵だ』

くらいに思っていたようでした。

あまりにも偏屈で、親戚すらも信じられず、

仕事を手伝ってもらっていたのを追い出してしまったそうです。

この『他人はすぐに裏切る敵だ』というような

偏った思考が現れてしまうと、

従業員に神経質になってしまうというところから

その部分を我慢して受け止めて

働いていたおばさまたち以外の人は

どんどん辞めていき

人の入れ替わりが激しかったそうです…

その女性経営者を哀れに感じました

これまで、

『どこかで雇われる』という働き方しかしてこなかった

私には、

『会社を経営する』という大変さは

わかりません。

だから、

この父娘は

母が亡くなって

2人きりで

いろんな汚い社会の中で

裏切られ続けながら

助け合って生きてきたのかもしれません。

でも、

この親子の

底無し沼のような

深い深い闇に

哀しくもなりました。

今も変わらずにいるようです。

少し前に

私が辞めたときに入社した人から

『辞めます。もうついていけません。』と

連絡がありました。

まとめ

この出来事は

今も強烈に覚えています。

やっぱり理不尽なこともあるし、

『自分って無力だ』と

痛感しました。

そして世の中には理不尽なこともあるし、

間違ったことをしていても

逆ギレして突っぱね切れちゃう

こともあるのだと

学びました。

ただ、やっぱり印象的なのは

あの父娘の人を信じられない

哀しい心…。

もしかしたら社会の中で

散々裏切られ続けてきて

それでも必死に会社を守ろうと

肩肘張って

生きてきたのかもしれないとも思いました。

それがただただ哀しいです。

私の周りには信じられる人がいてよかった…

人を信じられる自分でよかった…

そう思わずにはいられない体験でした。

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